ビーチリゾートの第一人者でスリランカの偉大な建築家
Geoffrey Bawa (ジェフリー・バワ)の建築を巡る
インプットの為の旅を先月の初めにして参りました!
スリランカ2~3日目に宿泊したのは、バワ唯一の内陸部に位置するホテル
《ヘリタンス・カンダラマ》です。
DAY 2-3 : Heritance Kandalama
《ヘリタンス・カンダラマ》は、
“このジャングルの様なホテルで、鳥たちの囀りの中目覚めてみたい!!”
と思い続け、私にこの旅を決断させたホテルであります。
『自然との共生』という思想の元、国立公園内に岩山に沿うよう
自然と一体に建てられた建物はまるで天空に浮かんでいるかのよう。
東西に渡り全長968mにも及びます。
Amazing…!
到着してまず驚くのは、
ゴツゴツとした天然の花崗岩が入り込んだエントランスホール。
このような『自然と建築の共生』を体感出来るシーンがそこかしこにあります。
オリジナルのままのレセプション壁面。
レセプションは建物全体の中央部に位置し、
そこから東西に客室が伸びる設計です。
花崗岩は内部にまで続きます。
ロビーフロアの中央庭園には、
バワが生み出した『インフィニティプール』があります。
プールの水面とカンダラマ湖の境をなくすことで視覚的に空間を広げ
開放感を生んでいます。
美しい夕景の中、多くの人が遊んでいました。
この”KACHAN”プールを含め3箇所のプールが西側のエリアに点在します。
手入れの行き届いた中庭では、緑に覆われた建物の姿に感動しました。
鳥たちの囀りに癒やされる緑美しい空間。
天空に降り立ったようです。
吹き抜け階段には、彫刻家ラキ・セナナケヤのフクロウのオブジェが現れます。
自国の自然や動物を愛したバワならでは。
バワデザインの椅子に座り一枚。
緑とカンダラマ湖の眺めが気持ちの良い5階に位置するビュッフェスタイルの
カンチャナレストランにも彫刻家ラキ・セナナケヤの
黄金の葉がある木が立ち並らびます。
他にフュージョン料理のカルディアレストランが6階にあります。
カンチャナもカルディアも全体的に美味しいスリランカ料理の中で
群を抜いて美味しかったです☆
この建物、吹き抜け階段や客室廊下には内外を仕切る壁はありません。
雨風動物と共に。どこを切り取っても自然が溢れる気持ちがいい空間です。
カンダラマ湖の向こうにうっすらと世界遺産シーギリアロックを臨めます。
ウキウキが止まらないホテル探索。
東側SIGIRIYA WINGの客室廊下を歩いていると、
柱が乗るむき出しになった岩盤が現れます。
至る所に岩石が出現。☟西側DAMBULLA WINGの客室廊下。
東側と西側をつなぐ渡り廊下の床にはさまざまな動物が刻まれていました。
客室のインテリアは、バワの弟子チャンナ・ダスワッタさんによるもの。
モノトーンの中にスリランカで採れるチーク材をふんだんに使った
贅沢な内装です。
額に飾られたこの飛び出すオブジェもかわいかったです。
バルコニーからの景色。
3階客室の目の前には森が現れます。
眺望を楽しみたい方は5階を選ばれるといいようです^ ^
早朝6時。正面の木は猿だらけ!朝から活動的です。
バルコニーにやって来た一匹の猿と目が合い、お互いドキリとする瞬間も。
動画はこちらからご覧頂けます☞ Instagram: makiko_yamaguchi
ホテルが運営する早朝の野鳥観察ツアーではカンダラマ湖に沿って2時間ほど、
望遠鏡からも肉眼からも美しい鳥たちと美しい朝景に出会えました。
バワの愛情溢れる《ヘリタンス・カンダラマ》は非常に素晴らしく、
2泊3日でも足りないほど、もっともっとその空間に浸り
バワの世界を感じていたいホテルでした。
-世界遺産 Sigiriya Rock-
《ヘリタンス・カンダラマ》のあるタンブッラからアクセスしやすい
シーギリアの世界遺産《シーギリアロック》に登って参りました!
「天空の宮殿」と呼ばれている名所です。
この岩山の頂上には華麗な王宮があったとか。
1ooo段の階段を登り、山頂を目指します!
自然の岩を砕いて作った入り口。
バワの『自然との共生』の思想の根源をここに見る事が出来ます。
さらに登ると現れるライオンの足になっている入り口。
そこかしこにサルがおります。
尻尾を踏んでしまわないか不安になりながら登ったその先は…
絶景!
汗だくになりながら登った甲斐がありました^ ^
トキメキのスリランカ旅はまだまだ続きます。。
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