【Venezia備忘録】Carlo Scarpaに触れる♯01

昨年の9月、イタリアはボローニャを訪れた時に、
数時間だけヴェネツィアを訪れた弾丸旅行について書いてみたいと思います。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAボローニャからヴェネツィアまでは列車で1時間半で行く事が出来ます。

お目当ては、ヴェネツィア出身イタリアの建築家カルロ・スカルパの建築物。

まず向かったのは、サン・マルコ広場のOlivettiの元ショールーム
『The museum of Negozio Olivetti in piazza San Marco』です。

54050833-4463-4E0D-AEED-06D66182D6B5今はミュージアムになっています。

C・スカルパは日本建築に造詣が深い建築家としても有名。
随所に日本を思わせる意匠が見受けられます。

IMG_0375ディテールが美しいこの意匠にも日本の影響が感じられます。

IMG_03811本軸を通しながら少しづつ大きさや位置がずれる階段。
途中1枚だけ大きく張り出してるのもかっこいい。

FEBF18C9-13B6-461D-9A80-5F494E3F9A0B(1)美しく叙情的なエントランスを見返って。
漆喰も敢えてレトロな仕上げに。

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エントランスの照明。
コンクリート・鉄・石といったテクスチャーの組み合わせが工芸品のよう。

IMG_0378エントランス照明と同じ模様が刻まれた水鉢からも日本の影響が感じられます。

IMG_0376ヴェネツィアの伝統的な建築技法を現代的に翻案した床のモザイクタイルの
貼り分。
レトロでかわいい。

IMG_0373華やかなショーウィンドーが並ぶサン・マルコ広場の中に時が止まったかのようにひっそり佇むオリベッティのショールーム。
タイムトリップしたような不思議な気持ちにまりました。
ぜひ訪れてみてください。

IMG_0382駆け足ではありますが、
次もタイムレスなC・スカルパ作品の『クエリーニ・スタンパーリア美術館』について書きたいと思います。

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